第19回公演 そぎたにそぎ助ひとり芝居「世」

 

春っぽいですね。つーか春ですか。一応春生まれなのでね、なんつーかうきうきしますね。花粉症ですが。

コロナコロナいうて騒いでますが、そんなもんには巻き込まれんぞと、粛々といつも通りバイトリーダーに勤しんでいる毎日です。

月一くらいでなんか文字書いて載せようぜ、と上層部からお達しがありまして、一発目になります。

あ、そぎたにです。

何書こうかなぁと思ってるんですが、まあこんな機会ですし、去年やったひとり芝居でも振り返りますか?ま、覚えてる人ほとんどいないと思いますが…。各シーンごとに。

 

①サラリーマン

最初に出来たシーンです。みどり人は大体即興で作るんです。で、ひとり芝居も即興で作ろーかとなったんですが、あまりにも僕がどうしていいかわからなく、これは台本ないとやべーぞとなって、さいじょうが書いた本です。

このシーンを稽古しつつ、ひとり芝居ってなんぞやと、探りながら作ったヤツです。

 

②ポルシェくん

今回のひとり芝居は、飽きさせないように幅広いキャラをやるがテーマだったので、実際お子さんもいる矢田さんに作ってもらいました。一番疲れるやつでした。走って泣いて走って泣いて。しじゅう過ぎたおっさんには体力的に過酷なシーンでした。あと、稽古中このシーンであばら痛めました。本番中もずっと痛かったんです。我慢しました。偉いでしょ。

 

③求愛ダンス

動物モノはやろうとみんなで決めて、なんか探してる時に、たまたまYouTubeで見つけたんです。コフロコフウチョウちゃんです。必死でかわいいヤツです。このシーン一番大変だったのは、この衣装作った劇団員の山﨑。夜な夜な泣きながら作って、家から二時間かけて衣装持ってきて、色々修正して。でも、安易に全身タイツに逃げずに作ったからいいもん出来ました。たぶん一番人気のシーンでしょう。僕はただ動画をコピーしただけ。衣装の山﨑と動画の勝利。

 

④テルオ・ハルコ

ずーとベテラン夫婦漫才師の役やりたいと思ってて、ひとり芝居で出来るなって思って、矢田さんに書いてもらったやつです。このシーンは最後まで苦戦したやつかな。タバコ吸ったり着替えたり、やることてんこ盛り。

仲の悪い夫婦って大好物なのでいいシーンでしたね。ちなみに本番、子供と鳥のあとで、汗びっしょりのため、じじいの眼鏡が体温と蒸気で曇る中やってました。

 

⑤遺書

他のシーンは、みんなであーだこーだ言ってこんなんやろうと決めたんですが、このシーンだけは完全さいじょうの持ち込みです。

みどり人初期の「点点」という公演でやった役です。このシーンだけ毛色が違うやつです。あと他の登場人物が出てこない唯一のやつです。この役はなにも考えんとやりました。あ、一個だけ気をつけたのが、コメディとしてやろうと心掛けました。じゃないとどんどん暗い方向に向かっていくので。これやってる時、客席がピリついてるのが気持ちよかったです。

 

⑥一生のお願い

これもみどり人の短編集公演「ラムネ」でやった役です。その時は即興で作ってどうしてもやりたいと、さいじょうにしつこくお願いしてやったんです。個人的には超お気に入りキャラなんです。お客さんからはそんなでもないですが。

僕思うんです。この世で一番嫌われてないものはなんなのか?それはオッパイだと思うんです(男限定)。それぞれ好みはあれど、オッパイ嫌いな人に出会った事ない。オッパイは尊いものなんだと、そんなメッセージを込めたシーンです。

短編集ver、ひとり芝居verとやったので、いつかは長編verをやりたいと、日々さいじょうを説得しております。

 

以上です。長くてすいませんね。

 

イッセー尾形さんが大好きなんですよ、ずーと。で、やってみてイッセーさんの凄さがわかったといいますか。

終わってこんな事言っちゃダメなんですけど、もっと面白く出来たなぁと。その原因は、僕のつまらなさなんですよ。ぶっちゃけますけど。芝居はじめてそれなりのベテランですけど、やっとわかったと言うか。遅いですけど。だから今後さらに頑張っていかなあかんなーて言うとりますけどもね。

あと、ひとり芝居やって、「なんかかっこよく見えた」「着替えがセクシーだった」という声を2名の方からいただきました。しかも女子から。

もしかして続けたらモテるんじゃないかとも思ってるので、またひとり芝居やりたいと思います。

だってモテたいから。そんな動機でもいいじゃない。

 

そぎたにそぎ助

 

 

 

舞台写真です。クリックしたら大きくなります。

撮影:鈴木淳